文字の大きさはhtml版と同様「2段階」までがベストだと思います。 docomoの文字の大きさがそもそも3段階までしかない、というのと、一番大きいのは本当に大きいのでちょっと不格好かなーと思い、普段は使いません。(3段階の文字の大きさが使われているデザインが上がってきたときは「2段階で」、とピシッと言ってます。)
au、softbankは3段階以上文字の大きさがありますが、docomoに足並みをそろえて2段階といったところです。
2段階の場合はx-small(もしくはxx-small)とmediumを使っています。
後、やはり太字は使いません。 理由はhtml版と同様、docomo(iモードブラウザ1.0:2008年冬モデル以前)、auで効かないからです。 案件によっては、「効く端末にだけ効けばいいから使ってください!」という場合もあるかもしれないので、そこは要相談ですねー。
xhtmlの場合はcssでリンク色の指定が可能となります(bodyでも指定可)。
1ページに設定できるリンクの基本色は1つで、「リンク色をここだけ変更したい」という場合はaタグの内側にspanなどで色の指定をするのですが、docomoやsoftbankでそれをすると、リンクの文字色は変更できてもリンクの下線はそのページに設定した基本のリンク色となります。
これはベースのリンク色をオレンジにした場合、です。
コーディングする際は、全ページに共通して多く使われているリンク色をベースのリンク色に設定したりしますが、いろんなリンク色がまんべんなく使われているとどれをベースのリンク色にすればいいのか悩みます。
なので、そういった場合はデザイナーさんなりディレクターさんに確認した方がいいです。
後、事前にクライアントさん側にも言っておいた方がよりスムーズに進みます。
いざ出来上がったページを実機で見た時に、「ここ(リンクの下線の色)直してくださいー」っていう指示が来てしまうこともありますので。
※ちょっと面倒なやり方ですが、aタグの内側のspanでの指定とあわせて、cssのclassでもリンク色の指定もしておくと、docomoiモードブラウザ2.0、softbankで下線の色も一緒に変更することが可能です。(つまり、iモードブラウザ1.0のみ下線の色とリンク色が揃えられないっていうことになります)
詳細は「[携帯]xhtmlのリンク指定方法〜cssとbodyの違い」でご確認くださいませ。
今回はtable未対応端末(docomo901、701以前)が対応端末に含まれていませんが、念の為聞いておくといいと思います。 稀にレギュレーション云々でNGの場合がありますので、念には念を!です。
ページの左右の余白再現、特定の場所を枠線で囲う、といった場合や、テキストボックスとボタンの横並びを再現したい場合は(詳細は「[携帯]入力フォームとボタンを横一列に並べる」を)tableの使用が必須となってきます。
tableを使わないと再現できないぞっていうデザインは結構あがってくるので、最初にtable使用の可否は聞くといいです。
あと、xhtmlで作成した場合でも、tableの中にtableを使うとauの一部端末では内側のtableの中身が一切表示されないので、 枠線の中に(table必須)、検索入力窓とボタンを横並びにして(table必須)、ということはできないので、「サイト内検索」の部分は再現不可能です。
今回のサンプルでいうとページ上部にあるタブの部分が該当するのですが、横並びの画像で横幅240pxぴったりにデザインされていると、240px未満の端末で見た時に、タブが横並びにならずに下に落ちます。
横幅が240pxの携帯でも、スクロールバーの分だけ狭くなって238pxっていう場合もありますし、230pxの端末もまだ世の中に結構あります。なので、より多くの携帯できちんと見れるようにするためには、230pxぐらいにした方がいいかなーと思います。
今回は「xhtmlで作成する場合」ということでチェックポイントをあげてみましたが、前回のhtml版のエントリー+今回のエントリー、両方のチェックポイントを頭に入れてデザインチェックをしてみてください(重複している項目は今回省略しましたので)。
上記チェックポイントを踏まえて、再現可能なデザインに修正し、コーディングしたものが以下のものです。
サンプルページ