前回のhtml版に引き続き、今回はxhtmlの場合です。 htmlと比べて出来ることが増えるので色々なデザインの再現が可能ですが、やはり3キャリア1ソースとなると気をつけるべきポイントがいくつかあります。
コーダー(もしくはディレクター?)さんは、デザインをパッと見て「このデザインで組めます!」「組めません無理です...」の判断が咄嗟にできるようになると素敵だと思います。
デザイナーさんは、これからあげるチェックポイントを頭の片隅にいれつつデザインしていただけると、コーダーからの戻しが少なくてすむようになるかと思います。
前置きはこのぐらいにして、早速本題へ。
以下が今回のサンプルデザインです。
「これをxhtml、3キャリ1ソースコーディングしてください」
と言われた場合で考えていきます。
前提条件は、
・3キャリア1ソース
・xhtml
・文字コード:Shift-JIS
・改行コード:CR LF
・QVGA対応(VGA対応は特にしない)
対応端末は、
・docomo 902以降(table未対応機種を除外)
・au WIN端末
・softbank 3G
です。
パッと見て指摘すべき個所は以下の項目。
各チェックポイントの詳細は以下を。
htmlの場合は「背景色を複数つかっていないか」というのがポイントでしたが、xhtmlの場合は背景色はいくつあってもOK(divの背景色としていくつでも指定可)です。
ただ、背景画像に関してはbodyタグにしか指定できません。 詳細は「[携帯]各キャリア別、背景画像の対応状況」のエントリーを。
なので、「背景画像は1ページにつき1種類まで」です。
今回のサンプルデザインの場合、bodyで背景画像を指定しているので、タイトル画像部分に背景画像は使えません。なので、タイトル画像はテキストも含めて1枚画像にします。
auでは要素と要素の間に隙間があきます。 なので、違う背景色を指定しているdivとdivの間に隙間があいてしまうので、bodyに指定している背景画像がその隙間に表示されてしまいます。
分かりやすいところで、「サイト内検索」の部分で説明すると、
<div style="background:#84775d;">サイト内検索</div><br />
<div style="background:#f6f0e3;">フォームのパーツ</div>
とやってしまうと、auで見た時に
こんな感じで隙間があくのです。
なので、divを入れ子にする必要がでてきます。
<div style="background:#84775d;">サイト内検索<br />
<div style="background:#f6f0e3;">フォームのパーツ</div>
</div>
「サイト内検索」以外にも同様にdivの使い方に注意が必要な個所として、タブとタブのすぐ下のラインとの間、「お知らせ」の各項目の部分はdivの使い方に注意しないとauで隙間があきますので要注意です。
xhtmlの場合はcssでfont-size:**;と指定します。
**へはx-small,mediumといった値を入れます。
font-size:10pxという指定もできますが、携帯端末側での文字サイズ変更が効かなかったり、各キャリアで表示が結構異なってしまうので使わない方がいいです。