前回のエントリー「携帯サイト(html)の制作に入る前に確認しておきたいチェック項目」では、tableを使わずにできるデザインでサンプルページを作成しました。
今回は「tableを使用してよい」という条件のもとで制作した場合、で考えてみます。
ただ、table非対応機種で見てもそこまでむごい崩れ方をしないように考慮して制作します。
デザイン、条件は前のエントリーと同様です。
前提条件は、
・3キャリア1ソース
・html(CSSは使用不可)
・文字コード:Shift-JIS
・改行コード:CR LF
対応端末は、
・docomo 901以降
・au WIN端末
・sb 3G
です。
※table非対応端末が含まれているがtableは使用してよいこととする。ただし、table非対応機種でもサイトの閲覧に支障がないようにすること。
tableが使えることによって前よりもチェックすべきポイントは減りましたが、tableを使うことによって新たなチェックポイントが発生してきます。
詳細は以下をどうぞ。
前回とかぶる項目(文字サイズや太字の項目)は割愛します。
前回NGとしていた「ページ左右の余白」を、今回はtableを使うことによって再現しています。
こうすることによって、各セル(td)の内側1つ1つすべてにfont指定をしています...面倒ですがこれをしないとデフォルトのサイズになりますので抜けてしまわないように注意が必要です。
これもtableを使うことによってデザイン通りにコーディングしています。左寄せにしている画像の右側のテキストが長くなっても画像の下に回り込まないようにするためには、tableが必要なのです。
これもtableを使えばcssを使わずとも再現可能です。ただ、table非対応機種のことを考慮すると文字色に気をつける必要がでてきます。
「ご注意ください」の部分は背景色のグレーが表示されなくてもきちんと文字が読めますが、フッターのコピーライト部分は背景色のグレーが表示されないと文字が背景と同化してしまって全く読めなくなります。
「ご注意ください」の部分の枠線は、tableの背景色をグレーにし、tdの背景色を極薄い青にして枠線っぽく見せています。 なので、そのさらに内側の左右に余白をもたせようと思うとまたtableを使う必要がでてきてしまいます。がしかし、tableを入れ子にしてしまうとauの一部機種で内側のtableの中身が一切表示されなくなります。よってtableの内側にtableは使えません。
tableの入れ子ができないとなると枠線の内側の左右余白はあきらめるしかなさそうです。なので枠線にぴったり文字がくっつく感じになります。
tableを使うことによって、ただのhtmlサイトでもだいぶ見栄えの良い携帯サイトが作れるようにはなります。 ただ、やはりtableはできれば使いたくないので(使わないほうがいいと思うので)、背景色をいろいろ使いたい!という場合はxhtmlで作ったほうがいいです。
※tableは絶対NG!というわけではないです。tableでしか実現できなこともありますし、そういう時は使います。ただ、cssでそれが実現できるのであればcssを使ったほうがベターという考えです。今回の背景色もわざわざtableを使わなくてもcssで実現できることなので。
あとは、tableの入れ子はしないように注意が必要です。
※追記